心の置き場

普段考えてることを記す

人はより良く成長する 時間をかけて

人と喧嘩をする。争いをする。

子供が生まれると、生活が大きくかわり、夫婦ともども変化に対応するために苦労する時期があります。産後クライシスと言われたり、育児ノイローゼや産後ブルーなどと言われるものです。

大変な時、つらい時には誰かに、支えてほしいと思うものですが、相手も同じだと、なかなか自分を支えてもらうとはいかないものです。それどころか、自分が相手を支えたあげなければならないこともあります。それはつらい時に尚のことつらいものです。

 

そのつらさに耐えて、相手を思ってやれるかどうかが、人の強さであり、精神的なレベルの高さです。

もし、相手が逃げてしまうのであれば、まだ精神的に幼いということです。自分もまた、耐えがたいと思うのであれば、まだまだ未熟であるということです。それは、心の強さや人を思う優しさを教えてもらえうことが足りなかったからであり、自分の精神の鍛え方が足りなかったからです。

だすが、今未熟だからといって、もうどうにもならないという訳ではありません。今の未熟なところからさらに成長してゆけば良いのです。

 

人を支えてあげられるのは、自分を自分で支えられる強さと、人を思ってやれる優しさがあるからこそです。誰かを支えてあげられるなら、自分の強さと優しさに自信を持ってよいでしょう。

つらくともできるならあなたは強く優しい人です。

さらに、人を成長させてあげられるのは、相手より精神的なレベルが高い人です。

相手が未熟で幼いと感じるのなら、あなたがその人を成長させてあげることができるということです。

 

支えるとは心を支えるということです。安心させてあげるということです。話しをさせてあげることです。話しを聞いてあげて否定はしない。頷いて、気持ちを汲み取ってあげることです。

相手の言葉をすべて受け取ってあげる。ただし、そのまま間に受けてはなりません。否定されても返さない。返さないがそのまま自分が悪いと思うこともない。相手はそう思っているんだなと考えることが、言葉を受け止めつつも、間に受けないということです。すべて間に受けていてはやはり自分が耐えられなくなります。受け方を知ることも自分の成長です。

 

相手を成長させる為に教える方法は言葉ではありません。言葉も良いですが、まずは姿を持って見せることです。相手の話しを聞くことは、聞く姿を見せるという意味もある。聞く姿が伝われば、こちらの話しも聞いてくれるだろう。目指すのは相手をより良く成長させること。

 

ただし、姿を持って教えることは時間がかかることである。一朝一夕では伝わらない。これも耐える時間が必要である。時間をかけることで、これから先、今より良くなっていくということをイメージしなければならない。耐えることで、物事が前進するからこそ、つらい時期を耐え忍ぶことができるもの。より良い未来を心に思い浮かべて、そこまでの道筋に思考を巡らす。それが、つらい時を乗り越える方法である。

 

また、当然影響を与える人は自分1人ではありません。周りの人からの影響もあります。だからこそ相手をよく知り、相手の生活環境や、育ってきた環境まで見つめ、その上で、その人に合わせた接し方をする必要があります。特に育った環境が与える影響力は大きいです。つまり親や家族の影響を受けている部分は、その良し悪しに関わらず変化させるには長い時間がかかります。焦れば衝突に繋がり、衝突すれば道のりは余計に長いものになります。

 

人を成長させるには時間がかかります。その間は耐える時が必要にもなります。それは、自分にとっても苦しい時間になることもあります。自分とて、支えは欲しいものです。それは、自分を確立し、心に芯を持つことで、自分を支える。気晴らしや趣味によって、自分を癒やすことが、第一となりますが、やはり誰かに頼りたいと思うこともあるものです。他の誰かに頼ってもよいでしょう。親や兄弟、或いは友人。心許せる人や、理解してくれる人と接することも長い通のりを行く時には大切です。ただし、飽くまでより良い関係を築いていくことが目的ですので、自分を癒す為だからといって後を引くようなことは控えるべきことは心に留めておくべきです。

 

人は変わるこれは前提です。自分も変わりますし、他人も変わります。年齢も関係なく、若い人だけでなく、社会人になった人も高齢と言われる人も考え方は変わっていくものですし、それにともない、精神的なレベルも変化するものです。永遠に変わらないことはないという意味の無常という古くからの言葉もあります。

大切なのことは、変化した後どのような姿を目指すのか。どのようすることが目指す変化に繋がるのかです。